特徴と閉鎖性

合同会社の特徴とその閉鎖性

特徴と閉鎖性合同会社はかつての有限会社が新設が認められなくなったため、その代わりとなる存在となっています。この合同会社の最大の特徴は、個人あるいは家族的経営であって、意見を同じくする人たちでないと事業運営が厳しくなる点です。
議決権を持つのは従業員全てであり、全員一致しないと議決出来ない仕組みになっています。すなわち、誰か一人でも反対意見を持っているなどすると、物事の決定が出来なくなってしまうという欠点を持っています。つまり、組織として閉鎖性が問われる形態だということです。
合同会社では、その閉鎖性から個人かあるいは家族、親しい人ばかりで構成されるようになり、他者の意見であったりあるいは違う意見が言いにくいといった閉鎖性が問題になり得ます。したがって、従業員数が少ない間はいいとしても、いずれ従業員数が増えていくと制御しきれなくなるおそれが生じるでしょう。

合同会社では、設立に関することや設立以降で決めなければならないことが山積します。しかもどれも重要なことばかりであり、合同会社として設立がなされたのであれば、それ以降は是認が協力をして運営をしていく流れになっていきます。このとき、誰かが反対でも言おうものなら、話が前に進まず事業運営に支障が出ることは明白です。意見が言いにくい雰囲気になりがちで、活発な議論がなかなか出来ない可能性もあり得るでしょう。
異なる意見をどう調整していくのかが問われてきますが、法人の代表者や組織をまとめるリーダーシップが出来ないとなかなか難しいのが現状です。したがって、個人あるいは家族、親しい人たちだけの閉鎖された環境下で、行動をしていくことになりがちとなるわけです。
異なる意見が通らない組織は、ややもすれば硬直してしまうおそれがあり、結果として間違えた結論であっても修正が出来にくいという問題を抱えます。

合同会社が一人だけの場合はほとんど問題にはなりません。しかしながら、複数人いる場合はその存在自体が難しくなります。2人いれば口げんか程度はするでしょうし、3人いれば意見の調整も難しくなるでしょう。さらに人数が増えれば、すべてについて同じ意見ばかりの人とは限らず、諸事議論が活発になるいい面がある反面、議論がまとまらずに何も決定出来ない組織になり得る可能性もあります。
意見をまとめきれなければ、そのことが不平や不満につながり、結果として組織としてどうにもならなくなる事が懸念されるところです。